DNA | 

  • 第3回東京女子エロ画祭「DNA」古家梓

作品概要

四季が移り変わるように、花がつぼみを帯びて花を咲かせ枯れ果てるように、人の心も移り変わる。あんなに好きな彼だったのに、今は違う彼を愛している。それは私にとって救いであり、でも好きだった気持ちが無くなってしまった事実が悲しいこと。人は忘却な生き物なのか。それとも一生愛し続けることができる?彼方はどう思うんだろう。

/1 点 /2011年制作

"DNA" © AzusaFuruya

この作品への投票理由やコメントなど

・力のあるヌード写真を見た。髪と乳房を含めてこういう構図のヌードが個人的に好きなのかも知れない。人間とは不便なもので、裸になると「何かをしないといけない」と、無言のうちに規定されている。着替える、入浴する、セックスをする―それぐらいしか裸体に許されているコマンドはないのだ。出品者がトークの中で被写体の女性を評して、「ぼーっとしてる感じが撮れるのは彼女しかいない」と語っていたが、まさにその「裸体なのに無為でいる」ことの贅沢感がよく表れていた。物思いする裸体、作りこまない背景もいい。(神田つばき)